IT企業社長「本を読まないやつは人間じゃない。うちでは採用しません」
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IT企業社長「本を読まないやつは人間じゃない。うちでは採用しません」
VASILY創業者の金山裕樹氏の発言が話題。「本も読まないやつはもう人間じゃない」とのこと。
お話を伺うのは、株式会社VASILY創業者の金山裕樹氏。フジロック出演のバンドマンからネット企業の社長になった異端の経営者は、ITの力で「人類の進化に貢献する」という壮大な野望を掲げている。
では、具体的にはどんなことを実践しているのだろうか?
「月並みで申し訳ないですが、ひとつは読書。僕は本も読まないやつはもう人間じゃないと思っています。うちの会社の採用面接で必ず読書習慣のあるなしをチェックするのですが、読書習慣がない人が通過することはありません。僕自身、どんなに忙しくても1日最低30分は必ず本を読みます。朝起きてすぐと、寝る前に。あとはトイレでですね。社員にも本をもっと読んでほしいから、たまに僕の机の上に本をわざと山積みにしておいて、これくらい読めよ!って無言のアピールをしています。本当はKindle派なので、紙の本はほとんど買わないんですけどね」
最先端のウェブサービスを手掛ける社長がSNSなどによる情報収集ではなく、読書というアナログな手法を選択しているのはやや意外な気もする。なぜそこまで読書に重きを置いているのだろうか?
「確かにFacebookやTwitterなどのSNSは手軽で便利な情報収集ツールですが、それだけを情報源にするのは好ましくないと考えています。情報は鮮度も大事ですが、質や強度が何より重要だからです。時間とコストをかけて編集・執筆された本、特に時間的な淘汰をくぐり抜けてきた歴史的な名著などには、人生を生き抜くための超良質な栄養素が詰まっています。本になっているような、誰かが考えに考え抜き、時間による淘汰も超え今でも使われているようなフレームワークには普遍性があります。それを自分たちなりに解釈して仕事に取り入れ、より大きな成果を得る。僕らビジネスマンは、そうした努力をし続けなければならない」
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