小島よしお「今が一番借金中」のワケ
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最近は「キッズコーディネーショントレーナー」として子供たちに大人気のお笑い芸人・小島よしおさん(35)。
ブレーク前の貧乏はわかるが、意外や、借金は今のほうが多い!?
◇バイトは週に3回まで
一番、貧乏生活をしていたのは25~26歳の頃ですね。
1浪して早稲田大学に入り、2留して卒業したけど、そのすぐ後です。
卒業と同時に当時、所属していた事務所をクビになり、月5万円の給料と交通費の支給がなくなって、
バイト代だけで生活しなきゃならなくなったんです。
いろんなアルバイトをしましたね。
コンビニの店員、警備員、居酒屋のスタッフ、ボウリング場の受付、引っ越しの手伝い……。
コンビニだと夜10時から朝8時まで入り、時給1200円。
毎日はやりません。
バイト漬けになっちゃいけないとお笑いの先輩から聞いていたので週3回まで。
月12万~13万円になる計算でやっていました。
ただ、当時お世話になっていた「東京ダイナマイト」の松田(大輔)さんから、バイト中によく電話がかかってきて……。
飲んでご機嫌になり「おい、おまえも来いよ!」って。
当時、週5、6回食べさせてもらっていたので、断るわけにもいかず、
バイト先に「すみません、お腹が痛くなっちゃって」とかって仮病を使って、
松田さんのところへ駆け付けていました。
その分、バイト代が削られて。
朝までバイトして帰っても昼の早い時間に「飯食いに行こうぜ」って先輩たちが来ることも多く、肉体的にもハードでした。
◇ライブをやるたびに借金が増えた
大学4年の時の朝の1、2限の単位をとるために千葉の実家を出て、
一人暮らしを始めたんですけど、その頃住んでいたのは笹塚の家賃6万円のアパート。
ユニットバスとトイレ付きの13~14平方メートルの1Kでした。
ここに住んでいる時に先輩に合鍵を作られちゃって、「今旅行で地方に行ってて」なんて居留守も使えない。
忙しさと逃げ場がないストレスでじんましんが出ました。
そうかと思えば、腹は減っているのに、その日に限って誰からも連絡がないなんてことも。
“ヨシギュウ”とかに行くカネもない時は空腹を紛らわせるために、腹筋や腕立てのトレーニングしてました。
思い返せば、実家から通っている時もけっこう貧乏でしたね。
当時、5人で「WAGE」というグループを組んでいて、2、3カ月に1回、
「新宿シアターモリエール」とかの小劇場で単独ライブをやっていたんです。
ボクはネタが書けないのでチケットを売る係。
渋谷のセンター街で歩いている人に1枚2000円のチケットを「買ってください」って。
当然、簡単に売れるわけがないから「カネは面白かったらでいいから」って150枚くらいさばき、結局自分でかぶっていました。
だから1回ライブをやると借金が増え……。
学生ローンや消費者金融で借りたけど、消費者金融は当時27%くらいの高金利だったから返済が大変。
日刊ゲンダイ 2016年2月8日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/174812
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