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街コン関係者が激白「我々が、街コンをダメにした…」

   

街コン関係者が激白「我々が、街コンをダメにした…」

街コンが劣化している――。

大手街コンポータルサイト『まちコンポータル』を運営するチェーンバーメディア・事業推進部部長の林智章氏がこう話す。

「2011年10月に福島で『福コン』が開催され、これが日本経済新聞の社説『春秋』欄で取り上げられたのを契機に街コンは全国区となりました。その後、男女数百人~1千人規模の参加者を集める“メガ街コン”が全国各地で開催されるようになったのです」

当時の街コンの魅力は、街全体が出会いの場と化す“お祭り感”にあった。

実は今、それが急激に劣化しているという。象徴的なのが街コンの規模が急速に萎(しぼ)んでいる点だ。
「最近の街コンの参加者数は男女合わせて多くて100人、平均的には20~30人程度。店舗間の移動がない“1店舗開催”が基本となり、お祭りムードが消失しています」

これではもはや街コンではない、“店コン”だ…。別の街コンポータルサイトの担当者A氏はこう本音を漏らす。

「街コンポータルサイトの中では、『街コンジャパン』『まちコンポータル』『街コンまとめ』がアクセス数で群を抜き、運営会社3社による寡占状態にあるのが現状です」(A氏)

その街コンポータルサイトが、街コンをダメにした? A氏がこう続ける。
「ポータルサイトの運営会社の間で、アクセス数を稼ぐための競争が非常に激化しています。自社サイトへのアクセスを稼ぐためには、コンテンツ数を増やさないといけません。コンテンツ数を増やすためには掲載件数を増やす必要がある。こうして、ポータルサイトの運営会社主導でメガ合コンは“小分け”にされ、小規模な“店コン”が主流となってしまったのです」

「アクセス数はポータルサイトの運営会社にとっての生命線です。例えば、グーグルにおける、 『街コン』という単一ワードでの検索回数は月平均13万回。そのうちの20%が検索順位1位のポータルサイトにアクセスするのですが、2位だと6%、3位まで落ちると1~2%まで急落し、一気に死活問題となってしまいます」

ポータルサイト運営会社によるSEO対策によって量産されるようになった“店コン”。これと歩を合わせて増殖したのが街コン主催業者である。 業者が乱立する中、コスパが高いと評判の街コンと、参加者からのクレームが相次ぐ 劣悪な街コンの二極化が鮮明になりつつある。
http://wpb.shueisha.co.jp/2016/02/27/61428/

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